圧力鍋を使った鮭の丸炊き
カロテノイドは赤、橙、黄色等の色素でポリフェノールと並ぶ代表的な抗酸化物質ですが、その中で鮭のサーモンピンクを作り出しているアスタキサンチンはトマトなどのリコピンより抗酸化作用が格段に強く、史上最強のカロテノイドとも言われているとか。「100歳まで元気に生きる食べ方―頭と体を若くするスーパー長寿食」によると
鮭の飯寿司(いずし)「このサケのアスタキサンチンは抗酸化作用によって細胞を老化させる原因である活性酸素を除去する一方で、血液中のコレステロールなどの酸化を防ぎ、動脈硬化を予防します。しかも、この成分は特別な物質しか通過できない血液脳関門を通過できるので、脳の活性酸素も撃退し、認知症の予防目の老化にも効果があるといわれています。
また、サケにはビタミンA、ビタミンB12、ビタミンD、ビタミンEなどのビタミン類や、DHA、EPAもたくさん含まれているので、中高年の生活習慣病を予防するには最適な食材といえるでしょう。 」とあります。
これまで体にいい魚と言えばイワシ、サバ、サンマ、ブリ、アジなどの青背の魚。鮭はそれほど注目していなかったのですが、鮭の「サーモンピンク」が脳の若さをつくるなど老化防止に最適な食材のひとつだと言うのです。
我が家で鮭料理と言えるのは鮭の飯寿司(右上の写真)、鮭のちゃんちゃん焼きくらい。後は単に焼いただけのもの。
そんなとき、スーパーで見かけたのが「根室産 生時さけ」、これを圧力鍋で煮ると丸ごと鮭を食べられるので、2パックを購入して作って見ました。
生の時鮭(根室産) 生の時鮭(根室産)
●材料
生の時鮭:半身2パック、日高昆布:1本(10g)、日本酒:300cc、醤油:15cc、純米酢:15cc、砂糖:20g
●作り方
材料を圧力鍋に入れ強火で加熱7分、圧力表示ピンが上がって来たら弱火にして55分
最初弱火で40分間煮た後、取り出して見たら、太い骨が未だ十分に柔らかくなっていなかったので、更に15分追加しました。1パックだと40分でも良いのかもしれませんが、試して見るしかありません。
※使用圧力鍋はフィスラー ロイヤル4.5L
圧力鍋に入れ生の時鮭 鮭の丸炊きの完成
この太い骨も缶詰のようにフニャフニャ、これだと骨を意識する事無く、鮭を丸ごと食べられるので、いま流行のエコ料理となりました。冷蔵庫に入れておくと煮凝りができるので、コラーゲンを食べていると言う実感が沸きます。この味付けだと塩味はほとんど感じないのでとてもヘルシーです。
骨まで柔らかくなった時鮭