白米甘酒の作り方

これまでは玄米甘酒を毎日飲んでいたが、白米甘酒との違いをテストするため「ほしのゆめ 無洗米」で作って見ました。
結果は玄米で作った甘酒より白米の方がとろとろになるため、のどごしが良く飲み物としては白米の方が旨いと感じました。栄養価は玄米のほうがあるのでしょうが、味を優先して今はこの白米甘酒を飲んでいます。(2009/6/7)
★今の甘酒:発芽玄米こうじをブレンドした甘酒(味が格段にアップ、2011/7/16)

●白米甘酒の作り方1(分量は1.35リッターの容器用 )
(1)
甘こうじ容器に入った麹と水・米麹160gと水300ccを容器に入れ、数10分放置する。
(麹の塊がある時は砕いて良く混ぜる)
・白米ご飯320g
(北海道米の「ほしのゆめ無洗米」を使用)
※関連ページ:
ご飯をフィスラーの圧力鍋で作る
(2)
おかゆ・白米ご飯320gと水620ccでお粥を作る。
ストップウォッチ・お粥ができたら温度が80度位になるまで、冷ます。甘酒製作当初は100円ショップで買った温度計を使っていたが、室温25度位では約5分後に80数度になるので、今はこの方法で作っています。
※関連ページ
玄米甘酒の作り方と効能
(3)
鍋に入ったお粥と麹 おかゆと麹を容器に移す・ここでお粥と水に浸した米麹を混ぜ合わせる。これで温度は約20度下がって60度前後になるので、素早く容器に移す。
(4)
保温バッグに入れた所・保冷・保温用ペットボトルケース2L用に入れる。
保温バッグを毛布などで包む・更に毛布などで巻き、保冷・保温バッグに入れて自然放置。
保温バッグ
(5)
甘酒の完成電気式保温ポットを使用しない場合は発酵に時間がかかるので、16時間くらいでは未だ味が薄いが、発酵が進み過ぎてしまうのを避けるため、容器を取り出して冷蔵庫に入れておくと良い。これだと約1日で甘酸っぱい味でとろとろの甘酒に仕上がる。
室温など環境の違いにより自然放置時間は要調整
●メモ
100円ショップで購入した商品
・ポリ容器1.35リッター(セリア)  ・棒状温度計(セリア) ・保冷・保温用ペットボトルケース2L用(キャンドゥ)
米麹、ご飯、水の割合は好みに合わせて調整すると好いでしょう。
甘酒に生姜(冷え性やダイエットに効果的)や牛乳(消化酵素の働きが高まる)・豆乳を入れて飲むのも一方法。
平安時代は冬の飲み物だったのが、江戸時代には夏の飲み物になったそうである。これは夏バテ防止の栄養補給に甘酒が使われたとのことだ。この為か甘酒は夏の季語になっている。
下の写真は甘酒製作から3日後のものだが、製作当時より更にとろとろになり美味しい。
湯飲みに入った甘酒  
●白米甘酒の作り方2(1.8Lの容器とトモエの甘こうじを使った場合)
フタが立つポリ容器1.4Lだと3日位で飲み終えてしまうので、冷蔵庫にぴったりと入って、もっと大きいのを探していたら、100円ショップのキャンドウにこんな容器を見つけたので、早速購入して作って見ました。
トモエの甘こうじ今回使った麹はトモエ(札幌・福山醸造)の甘こうじ、これは2種類の麹菌をブレンドしたタイプ。
糖化力に優れたこうじ菌が入っていると言うので、甘こうじとご飯と水の割合を変えて見ました。
・トモエの甘こうじ200gと400ccの水で麹をほぐす
・ご飯380gと1000ccの水でお粥を作る
・沸騰したお粥を5分間冷ます
・甘こうじとお粥を容器に入れて約1日(4)の方法で保温

保温の後は冷蔵庫に入れて保存、小さい方の甘酒が3日で飲み終わったので、早速こちらの甘酒を飲んで見ました。心配した味の薄さは感じられず、甘さ・酸味も十分でしたので、この割合でもいいようです。            
      (2009/11/25追記)
トモエ甘こうじは2種類のこうじ菌をブレンドしています。香りが良く変色の少ないこうじ菌と糖化力にすぐれたこうじ菌をブレンドすることで、素材本来の旨みや甘味を一層引き立てます。

●白米甘酒の作り方3(1.8Lと1.35Lの容器に2種類の甘こうじをブレンドした場合 )
トモエの甘こうじで作った甘酒の方が甘く出来るので、買い占めようと、いつものアークスに行ったが、既に売り場から外されていた。どうもこの「トモエ 甘こうじ」は季節商品のようである。それで仕方なくジョイに行って見たら幸運にも、まだ棚にあった。ここで12袋買ったのだが、いずれ無くなる。そこで延命を考えた。年中買える「月印 甘こうじ」と半々に混ぜれば寿命は倍になる。だが果たして味の方はいかがか。 (2009/12/6追記) 

トモエの甘こうじと月印の甘こうじこうじを水でほぐす
卓上電磁調理器でお粥作り(1)1.8リッター用
・トモエの甘こうじ80g+月印の甘こうじ120gに400ccの水を加えて麹をほぐす
・ご飯380gと水1000ccでお粥を作る
・お粥が出来たら、5分間(冬場は4分間)冷まし、甘こうじを入れる
  以下省略  
(2)1.35リッター用
・トモエの甘こうじ60g+月印の甘こうじ90gに300ccの水を加えて麹をほぐす
・ご飯300gと水650ccでお粥を作る
・お粥が出来たら、5分間(冬場は4分間)冷まし、甘こうじを入れる
  以下省略
※ご飯680gを作るには「ほしのゆめ無洗米」340ccと浄化水340cc
※ここで使用した卓上電磁調理器は「日立 卓上IH調理器 ホワイト HIT-11-W」ですが、タイマーが便利で安全です。ゆで卵玄米ご飯など、色々な場面で活躍しています。
※使用浄水器は「東レ トレビーノ ポット型浄水器1.1L PT302
赤外線温度計温度はこの赤外線温度計で測定した。
・麹を水でほぐした時の水の温度は20.4度
・容器の中にお粥と麹を入れた時の水の温度
 1.8L:51.6度、1.35L:52.5度
この温度は非接触型の赤外線温度計を使って測定しました。
完成した甘酒・保温バッグに20時間放置後、出して試飲して見たが、トモエの甘こうじ単独の場合と区別がつかなかった。
なお、 この時の甘酒温度は27.4度(右)と27.3(左)度であった。            (2009/12/7追記)

・これまで「ほしひかり、ゆめぴりか、こしひかり」の3種類でやって見たが、こしひかりが一番甘く出来た。   (2010/6/6追記)
※その他のこうじでは
左は網走市倉繁醸造の大平原こうじだが、甘酒には不向きと見えてあまり甘くならなかった。

右は北海道清水町丸合清水醸造のこうじだが、10月19日に使って見ようと思う。(2010/10/17追記)
結果:こうじの香りがして甘さも十分。これが一番好きだ。
※韃靼そば米入り甘酒

製作メモ:
(1)ごはん
・ゆめぴりか無洗米 360cc
・韃靼そば米 50g
・自家製ミネラルウォーター 450cc
・フィスラー圧力鍋で加圧3分(自然放置20分)
(2)こうじ
・十勝倉繁醸造の大平原こうじ250g+水400gで混ぜる
(3)甘酒作成
・韃靼そば米入りごはん380g+水950ccに(2)のこうじを混ぜる
※残ったごはんは本日の夕食に。
※韃靼そばの影響はなく、いつもと同じ美味しい甘酒ができた。 これだと韃靼そばを毎日少しずつとれるので、良い方法だ。(2010/10/28追記)
※発酵が進んで来たのを飲むと、麹の香りや甘みが良く出ていて、この甘酒がこれまでで一番と感じるようになった。これは「ゆめぴりか」と「大平原こうじ」のお陰と言える。(2010/11/1追記)
※関連ページ:
そば粉とそば米
札幌の水道水でミネラルウォーター作り


最近購入した小泉武夫著「発酵美人〜食べるほどに美しく 」の32ページ〜39ページに甘酒の事が書かれていましたのでその一部を載せておきます。このレシピでは麹に生を発酵に電気炊飯器を使っています。甘酒を生の麹で作るとどうなるか興味のあるところですが、近くのスーパーに生の麹が売っていなかったので、まだ試していません。
●「発酵美人〜食べるほどに美しく」からの抜粋
美容点滴にも負けない! 甘酒は天然の総合ビタミンドリンク
江戸の人ちの体力回復に一役買つていた甘酒
  甘酒は、江戸時代から栄養ドリンクとして重宝されていました。現代のイメージとは異なり、当時は「暑い季節の飲み物」でした。夏になると甘酒売りが江戸の市中にやってくる風物詩であることが史実にも残っています。
  俳句の世界で「甘酒」が季語なのは、その名残なのでしょう。事実、暑い夏にキンキンに冷やした甘酒を飲むと、その甘さが際立ちながらスッキリとしたのどごしで、乾いたのどをうるおすのにぴったり。温めて飲む甘酒とは、またひと味違った美味しさがあります。

女性にうれしい甘酒の健康&美容効果
  甘酒とは、蒸した米からつくられる米麹にお湯を加えて温めるとできる、日本の伝統的な甘味飲料です。成分を分析してみると、ブドウ糖が極めて高く、20%を軽く超します。そう、あの自然な甘味は、100%ブドウ糖の甘味なのです。その他、必須アミノ酸やビタミン類もたっぷり含まれていて、その効能はまさに「天然の総合ビタミンドリンク」。その健康&美容効果をご紹介します。*ビタミンの吸収率90%以上!これを飲まない手はありません

*朝は甘酒をグイッと飲んで、脳を活性化しましょう
私たちの脳が栄養とするのは糖質のみです。脳が活発に働くためには、じゅうぶんな糖質が必要です。糖質が脳にまわることでやる気や集中力が増すので、朝に糖質をとるのがベターです。
*天然の必須アミノ酸を最も多く含むドリンク
私たちの体の約2割はアミノ酸でできていて、細胞やホルモンなどを形成するなどの機能を担っています。中でも重要なのが必須アミノ酸ですが、体内で合成することができないため、食品からその栄養分を補わなくてはなりません。
*ショウガのしぼり汁を加えれば冷え対策にも効果的!
甘酒がかつて夏の栄養ドリンクとして好まれ、冷たくしても美味といえども、やはり温めて飲むと心もほっこりします。
*腸内環境を整え、おなかもスッキリ!
麹に由来する食物繊維やオリゴ糖も豊富に含まれています。これらが腸内環境を整えてくれるので、便秘や肌あれを予防・改善してくれます。
*美容点滴は甘酒そのものなのです
私たちが病院に入院すると、栄養補給として点滴が行なわれます。最近では、美容のためのビタミンに特化した美容点滴を定期的に行なう方もいらっしやると聞きます。この点滴の内容ですが、ブドウ糖と必須アミノ酸、ビタミン類です。よくよく考えてみると、それらは甘酒そのもの!

ダイエット中のおやつとしても◎
 甘くて美味しい甘酒は、ダイエット中に甘いものが欲しくなった人にもオススメです。甘酒はコップー杯で、約120キロカロリー。主なるエルギーは糖質で、脂質はほぼ皆無です。糖質は体内に蓄積されづらく、優先的に消費されるので、糖質メインの甘酒は太りにくいのです。しかも糖質は脳の働きを活発にし、何ごともやる気満々にしてくれるので、午後のティータイムにぴったり。

海外でも認められた日本の発酵食品、ぞれが甘酒
  最近、美と健康に敏感な女性たちの間で、マクロビオティックという食事法が話題ですね。「体にストレスをかけない素材と調理法を選び、人間が本来持っている自然のバランスを取り戻すこと」を前提に、従来の菜食主義とは一線を圃す、日本発信ならではのものです。


●甘酒の抗酸化要素
麹酸メラニン色素ができるのを抑える。化粧品の美白成分として多くの化粧品に配合されていたが、動物実験で肝がんを引き起こす可能性があるとの報告がなされたため、2003年3月厚生労働省の通達により薬用化粧品の使用が一旦中止されたが、 2005年に安全性に問題はないとの見解が厚生労働省から発表された。
乾燥肌、シミ、ソバカス、シワ、くすみ、たるみに効果、頭皮に活力を与える。
ペプチドは血管を拡張させて、血行が良くなり新陳代謝がよくなると共に血圧の上昇を抑える。
アルブチンフェルラ酸は肌や髪を若返らせる美容効果と強力な抗酸化作用で、活性酸素を除去し、がん細胞が出来るのを防ぐ。
アスペラチンはがん退治の主役ナチュラルキラー細胞(NK細胞)の働きを強化し、がん細胞の増殖を抑える(免疫力アップ効果)

●甘酒の栄養素
ミネラル(カリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄)、ビタミン群(1・2・12)、 葉酸、食物繊維
アミラーゼ→澱粉を分解しブドウ糖になる
プロテアーゼ→たんぱく質分解
リパーゼ→脂肪分解
ガンマアミノ酪酸(GABA・ギャバ)→アミノ酸の一種、動植物界に広く存在、哺乳動物類の脳や脊髄に存在し 神経の主要な伝達物質、脳の血流を改善し脳細胞を活性化させる。また血圧低下作用も。
その他、めまいも低血圧も解消したと言う報告例もあるが・・・
高血圧はGABA(ギャバ=γ-アミノ酪酸)で治す~脳卒中、心臓病、糖尿病、更年期障害、痴呆症に効果~ (ふるさと文庫シリーズ) (文庫) (amazon.co.jpの本の解説ページへ)
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うらら工房のリーフレット、クリックで拡大●絵柄が猫の湯呑み
ここで使用した湯呑みは「さっぽろオータムフェスト2009」の「うらら工房」で購入。
さっぽろオータムフェスト2009の会場風景9/23はシルバーウィーク最後の日と晴天が重なって会場は大賑わい。ここで食事をするには長蛇の列に身をおかなくてはいけないので断念して直ぐ買えるとうきびにした。
さっぽろ とうきび1本300円
「とうもろこし」としないで「とうきび」としたところがいい。
うらら工房の猫の陶器  うらら工房の陶器
この湯飲みにしたのは猫の首にリボンを巻いていたから。
 猫が絵柄の湯呑み  リボンを首に巻いた猫のミー
※関連ページ:
酒粕を使った甘酒(2010/11/24放送NHKテレビ「ためしてガッテン」反応ページ)
・ 「空を飛んだ猫」、「猫のミー写真集」、「札幌及び札幌近郊のペットショップ関連情報
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